vol.28 新潟市西区在住 鶴巻 純子さん(67歳)


篠笛の音色に人生を乗せて

紡ぎ出す音楽の世界

介護の仕事を続けながら、新潟各所で篠笛(しのぶえ)奏者として演奏活動をしている鶴巻さん。ミステリアスな雰囲気の裏には波乱万丈な人生が。その強さとやさしさ、想いに迫ります。


Q:先日は演奏を聴きに伺いました!“篠笛”を初めてじっくりと聴かせていただきました。珍しい楽器ですよね。どんなきっかけで始められたんですが?

下の息子が万代太鼓をやっていたんです。中学1年生の頃にメインのポジションで演奏することになったんですが、その時の笛の女性が癌で亡くなってしまったんです。そこで急遽私が練習し、覚えたのがきっかけ。47歳の頃だったでしょうか。そこから篠笛の世界にはまり、先生のもとへも通うようになりました。

Q:そうなんですね。お仕事をしながら、子育てし、

  稽古もし、、お忙しかったでしょうね。

ええ。私生活では波乱万丈でした。実は二度の結婚をし、二男一女を授かったんですが、、あ、今は独身で(笑)下の息子と暮らしています。介護の資格を取って福祉関係の仕事をしたり、ヤクルトレディとして働いたり、母として、子供を育てるために必死でしたね。

一緒に活動しているon your sideのメンバーと


Q:そうだったんですね。ご両親の助けなどはあったんですか?

若くして勝手に結婚を決めてしまったので親は激怒して、まったく認めてくれてなかったんです。だから幼子を連れて帰っても同居はままならず、子育ての援助は受けられませんでした。当時は両親とは確執も有りましたが、介護をしていく中で恩返しが少し出来たように思います。今は穏やかに、自分らしく生活できることに感謝しています。

着物のリメイクもお得意な鶴巻さん。大変な生活の中でも子供のために習い事をさせたり、ご自身でも様々なものにチャレンジしたり。一つ一つにしっかりと向き合い、努力してきたその生きざまが篠笛の音色に重なります。是非一度その深い演奏の世界に触れてみてください。


ステキな着物リメイク作品♪