早いものでもう師走。2023年も残り1カ月となりました。
12月に入ると、なぜか通常の毎日の中に非日常が流れ込んでくるような、特別な空気の流れを感じます。本格的な冬の寒さと共にやってくる年末へのカウントダウンでしょうか。曇り空を眺めながら思い出すのは幼き日の父との思い出。子供達が寒くないか、いつも過剰なまでに心配してくれるような父でした。
「首元を冷やしてはいけない」「布団は整えて、体とのすき間が無いように」など、寒さへの対策と共に身につけるものをきっちりと整えることの大切さを教えられました。かかとを踏みつぶし、ジャンパーも開けっ放しで駆けていくようなおてんば娘だった私を憂慮してのことだったのかもしれません。
今、コートのボタンをしっかりと留め、あたたかに布団を整えながら、私は大切な存在であると思い出すことができます。ものを整えることは自分を整えること。守られていた私を今、自分自身で大事にしなければと思います。彼方の父に感謝を込めて。心強く歩みだせるこの静謐のひと時に感謝して。
編集長S
