vol.30 新潟市東区在住 渡辺 幸夫さん(72歳)


大工・画家

異色の2足のわらじで40年

新潟県村上市(旧山北)生まれ

大工として、北海道帯広に移住した32歳の時にパステル画と出会い、絵を描き始める。その後新潟に戻ってからも作品を描き続け、各所で個展を開くなど、40年に渡り精力的に活動。今なお衰えることのない絵への情熱をうかがいます。


Q:大工さんをしながら絵を描き続けてこられたとのこと。こちら大きな絵ですね! 板に描かれているんですか?

私は大工ですから。日常生活の中で感じたものを絵として表現するんだよね。こういうものを描いているのは私だけだと思います。

Q:そうなんですね。幸夫さんは元々絵が好きだったんですか?

好きでしたね。ただ機会が無くて。大工仕事で北海道の帯広に行ったとき、パステル画と出会い、目覚めたんだよね。32才だったから先生からは遅いって言われたけどね。あとは自由奔放だったから、画法とか素材にこだわらなかった。だからこんな手法を思いついたんだろうね。

代表作であるカンナ屑を描いた絵。近くで見ると、より迫力があります。


Q:やはり発想が違うんですね。

皆はアイデアや発想と思うかもしれないけど、発想ではなく、その人の感性なんだよね。それと生活に根差した職種もあるだろうね。だから努力で突きつめられる範囲とできない範囲がある。最後の残りの何割かは感性なんだと思います。

Q:たしかに。そうなのかもしれません。ご家族は応援してくれているんですか?

いや、特になにも言いませんね(笑)。ただ40年間やってこれたことはありがたいですね。絵を通じて様々な出会いがあり、いまも繋がっていられることが何よりの喜びです。まだまだ描きたいものが沢山あります。

幸夫さんの感性と生き様が、絵から立ち昇るようです。尽きることのない表現への渇望。

5月にはまた個展の予定があるとのこと。幸夫さん、これからもぜひ描き続けてください。作品を通じて大きな輪が広がることを願っています。

ギャラリー喫茶やまぼうし

あおば通1-10-9〈お問い合わせ〉090-2733-6256

独特の技法で描かれた「カイダコ」

画材は、油の入っていないチョークを使用

ボランティア活動として!

小さな絵画を販売することも