vol.37 新潟市北区在住 平松 武さん(73歳)


人生を変えた滝平二郎さんの切絵。

さまざまな和紙との出会いがさらなる深みへ。

新潟市北区太夫浜に生まれ育つ。26才~50才にかけて関西、中四国で仕事(営業活動)。その間に「滝平二郎」のサンドアートと切絵に出会い、自らも創作をスタート。

花の作品を中心に、様々な和紙を用いた切絵作りに没頭。現在は、民生委員など地域の活動に携わりながら、ご自身のペースで制作を続けている。


Q.綺麗なお花ですね!

 昔から絵や芸術が好きだったんですか?

いやいや全然(笑)。そんな時代じゃないからね。普通の元気な子供でした。30才の時、勤務地の大阪でデパートのアート展があり、そこに滝平二郎さんのサンドアート(砂絵)があったんです。名前も知らなかったけれど、気に入って3点購入しました。その後、銀行でもらったカレンダーに滝平さんの切絵が印刷されていて。その時に“自分でもやってみよう”と思い、色画用紙で作ってみたのが初めです。

Q:二度目の出会いが運命だったんでしょうか。

 その後はお仕事をしながら創作されたんですか?

はい。営業的な仕事だったので、いい気分転換でもあったんだと思います。何も考えずに没頭できるというかね。実家の都合で長年勤めた会社を50才で早期退職し、実家に腰を落ち着けてからは、時間だけはたくさんありました(笑)。今は地域の活動やボランティアをやりながら、やりたいときに制作しています。

探しやすいように色ごとにスクラップされていました


Q:紙も随分と種類があるんですね。みな表情が違います。

最初はそれこそ色画用紙で始めましたが、その後いろいろな色和紙との出会いがありました。出張や旅先で知り、買い求めたものや、インターネットで取り寄せしたものなど。見た目だけでなく手触りもそれぞれ違うんですよ。

我流で制作しているという切絵の数々。花の作品が多いのは、美しい花の短い命を切絵として残したいからとのこと。子供の頃、自宅の庭にはいつも花が咲いていたとのお話から、その思い出もまた大切に切り取られているように感じました。今後は、東京駅や清水寺など建造物にもチャレンジしてみたいとのこと。いろいろな作品、楽しみにしています!

 

滝平二郎さんのサンドアート