最近、近所の子供に勉強を教える機会が多くあります。中学生、小学生と様々ですが、共通して感じるのが読解力の未熟さ。
国語はもちろんのこと、算数、英語なども問題の意図が分からない、、なんてことが多々あります。注意深く読むように言いますが、聞くと普段から文章を読むことがないとのこと。漫画を読むのも面倒だと言うから驚きです。スマホやゲームに時間を奪われ、本を手に取る機会もどんどん減っているのでしょうか。私が子供の頃は、ゲームはありましたが厳しかった我が家に取り入れられることはなく、、楽しみといえば学校の図書館にある童話を読むことでした。読めそうな本は何でも読みましたが、私のお気に入りは世界の童話。「オズの魔法使い」でドロシーが魔法を唱える時に履いたルビーの靴とはどんな色だったか。「トム・ソーヤの冒険」のポリーおばさんは、何故あんなにもトムに厳しいのか。時に憤り、安堵し、涙し、ワクワクと思いを巡らせたものです。
勉強に必要な読解力は、そこまで深いものではないかもしれません。しかし副産物である想像力、感動する心はその後の人生をいかに豊かにしてくれるか。はかり知れません。
人生とは、答えのない質問を考えつづけること。考える力は、さまざまな可能性や方法を導き出すだけでなく、自分や他者への新たな気づきをもたらしてくれるでしょう。それはきっと弱者に寄り添う未来へと繋がっているはずです。まずはこの春休み、私のお気に入り「あしながおじさん」「十五少年漂流記」あたりを密かに忍ばせ、勧めてみようかなと思います。
編集長S
