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編集後記vol.51

日一日と自然が表情を変える季節。容赦無く忍び寄る冬の気配を打ち消すべく…わたくし先日自然豊かな郊外の「ホットヨガ」教室の体験にお邪魔してきました。あつあつの室内で代謝改善・体幹強化を図るべく、恐る恐る入店。先生の笑顔に一安心するも、隣にもうひと方高齢男性の姿が。どうやら私と同じ体験コースに参加のご様子。「健康意識の高い方だなあ」と感心しながら一緒に説明を聞きます。貸していただいたヨガスーツに身を固め、いざ入室。少し薄暗く、生暖かい室内にヨシヨシ思った通りとやる気満々になる私。

案内された場所にヨガマットを広げ、準備しますが、どうも室内に人が密集していて狭い。そして隣のおじさんと近い。少し心配になりつつも、先生の声がけに促され瞑想状態に入ります。最初は簡単なポーズだったのが、徐々に難易度の高いポーズになっていきます。すると予感通り隣から異変が。苦しそうな息遣いに心乱されます。隣に目をやると、案の定汗だくでプルプルと震えるおじさんの姿が。心配した先生が、大丈夫ですか?と何度も声がけするも「大丈夫です!」と決してあきらめないおじさん。邪魔しないようにと手を引っ込めたり、体の位置をずらしたり…「おぅっ」「ふー、ふー」苦しそうなおじさんの汗のしぶきを浴びながら、私はすっかり瞑想状態から無の境地へ。おじさん見守り隊となって静かに終わりを待つのでした。終了後、受付で「入会します!」おじさんの決意のこもった声が響きます。意気揚々とヨガスーツを選ぶ姿に“負けたよ、おじさん” その心意気に爽やかな敗北感を味わう私なのでした。

 

編集長S