短い紅葉の美しさに後ろ髪を引かれながら。冬本番を迎える時期になりました。年の瀬に自分の「人生のイメージ」を想像してみるのはいかがでしょうか。
「人生は、消しゴムなしで描く芸術である」という言葉があります。過去の過ちや失敗も人生を描く線の一部。しかしどのような作品になるのかは最後のひと筆を描くまで分かりません。暗い陰影はそのまま闇を描くのか、美しい光を描くための暗闇となるのか。すべてが人生という芸術を描く大切な要素となるのです。
私は、こんな風でありたいという自分の人生を浮かべた時、具体的な一つの絵が浮かびました。それは夕日の海辺を走る一頭の野生の馬。逞しく躍動感のある疾走で波打ち際を走ります。自由で力強く、目には光と優しさをたたえて。果たしてそんな美しい絵画を描き上げることができるでしょうか。でもイメージを持つことは自由。そんな風に想像しながら生きるのも悪くないように思います。後悔を握りしめ、立ち尽くすことはありません。この幸せは、この苦しみはいつまで続くのか。まだ見ぬ未来に囚われる必要はありません。今この瞬間から運ぶ筆が作品に新しい意味を与え、苦しみの深淵を深みへと変えることもできるはず。そして最期の瞬間に完成した作品、そのすべてが「イエス」なのです。
もうすぐ2026年。あなたが思い思い浮かべる絵は、どのようなものですか?
編集長S
